第十二条
米は米屋より、道具は道具屋より、茶は茶種屋より、其道ならぬ方より調うべからず。例え気遣いなき下値なる払いものも先の払い様にては、この方のケチになるべし。


この一文は、物やサービスの調達における心得や礼儀について述べている道徳的な教えです。現代語訳と解説を以下に示します。

第12条


米は米屋から、道具は道具屋から、茶は茶種屋から買うべきであって、それぞれの専門でないところから調達してはならない。
たとえ相手が気にしないような安い支払いの品であっても、最初の支払いの仕方によっては、こちらのけち臭さとして受け取られることになるだろう。

解説

この教えは、以下のような礼儀・商道徳のポイントを含んでいます。

  1. 専門店を尊重せよ:
    物は専門の店から買うべきであり、専門外の者から安易に入手してはならない。これは品質への信頼、商人への敬意、ひいては社会的秩序を保つ意味もあります。
  • 支払いは礼を尽くして: 

たとえ相手が気にしない程度の金額であっても、支払い方によっては「ケチだ」と思われてしまう。金額の多寡にかかわらず、支払いの姿勢・態度が重要である、という教訓です。

現代的な応用例

  • 安いからといって信頼性のない通販サイトで工具を買わず、ちゃんと         した専門店で買うべき。
  • 小額の買い物でも、お金の渡し方に礼儀や丁寧さを忘れない。
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